「ちむどんどん」まめ知識 第60回

今日のちむどんどん、暢子と房子が泡盛の古酒(クース)を酌み交わしました。

使っていた器は「カラカラ」といって、低く安定した形は、酔客の手や身体が当たっても倒れにくくする工夫だとか。

実は沖縄の酒器には、他にも様々な種類があるのをご存知ですか?

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酒屋が計量に用いる升瓶、酒宴の席にはカラカラや角瓶。

仏壇へのお供えや結婚・長寿のお祝いには対瓶、行楽のお供には携帯用の抱瓶。

他家へのご祝儀にお酒を贈る嘉瓶は、宴の後に返してもらいます。

またご先祖様のお供えには瓶子や渡名喜瓶も。

そしてあの世へのお土産として、故人の懐に入れるフチュクル瓶。

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目的や用途によりバラエティ豊かな沖縄の酒器。

中でも、お祝い事やお供え用の物が多い事に気づきます。

ここからも、家族の祝事や先祖の供養を大切にし、泡盛を神聖なお供え物と捉えた、沖縄の古い暮らしや価値観が伺えます。

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