「ちむどんどん」まめ知識 第12回
今日の「ちむどんどん」、智の豆腐屋を訪れた歌子が、お椀に入った物を美味しそうに食べていました。
以前、幼い暢子もよくご馳走になっていたこれは「ゆし豆腐」。
でも沖縄の豆腐といえば、どっしりして固いはずでは?。
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ゆし豆腐とは、いわば「固めていない豆腐」。
ふわりとした食感と大豆の香りが絶品、出来たては特に美味しいそう。
一方おなじみの固めた豆腐は、一丁1Kg近くあり、タンパク質やミネラルも豊富。
こちらも出来たて熱々の「あちこーこー」が好まれます。
チャンプルーなど沖縄料理に欠かせない食材ですね。
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昔は豆腐を固めるのに海水が使われており、豆腐屋さんは綺麗な海水の取れる入江や海岸を探し、秘密にしていたのだそう。
また豆腐屋さんに海水を売る、という商売もあったとか。
沖縄の豆腐には、まだまだ面白いエピソードが沢山。
ぜひ沖縄の本で調べてみてください。
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参考本:おうちでうちなーごはん!/はやかわゆきこ/ボーダーインク
「沖縄島豆腐」物語/林真司/潮出版社
私の琉球料理/新島正子/柴田書店
