「ちむどんどん」まめ知識 第1回 その2
今日の「ちむどんどん」からもう一つ。
村の風景を見て「あれ?家の屋根がグレーっぽいぞ」と不思議に思われた方はいませんか?
沖縄の民家といえば、思い浮かべるのは「赤瓦」の屋根。
なのに、なぜグレーだったのでしょう?
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実はあれは「セメント瓦」の屋根。
戦後の物資不足の中、赤瓦の代用品として広く普及し、別名「復興瓦」とも呼ばれました。
ただし発祥の地といわれる名護(やんばるの近くですね)では、戦前から作られていたそう。
ちなみに明治~戦前まで、赤瓦は庶民には贅沢品でした。
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現代でも、那覇など各地でセメント瓦の屋根はよく見かけます。
沖縄に行かれたら、ぜひ探してみてください。
そして、ちむどんどんで描かれる「戦後の沖縄」の人々の、思いや暮らしを想像してみてください😊
参照本:復帰前へようこそ/海野文彦/ゆうな社