「ちむどんどん」まめ知識 第2回
今日の「ちむどんどん」。
母・優子が芭蕉布の糸作り=苧積み(ウーウミ)をしていました。
芭蕉の繊維「苧(ウー)」を水に浸し、小刀で裂いて均一な糸を作る、根気のいる作業です。
この時使っていた、美しい籠にお気づきでしょうか?
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これは、苧専用の籠「ウーバーラ」(別名「布バーラ」)。
細い竹ひごで編まれており、貴重な芭蕉にカビが生えるのを防ぐために、底に高台と穴を設けて通気性を良くしています。
また口の縁はさらに細かく編まれ、糸がひっかっかて切れないように工夫されています。
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撮影に使われたウーバーラは沖縄市の「北谷竹細工」さんが作ったもの。
他にもさまざまな竹籠を、ロケに提供しているそう。
そして実は、まめ書房で扱っている竹籠も、同じく北谷竹細工さんから仕入れています。
その繊細な美しさに、ぜひ直に触れてみてください!