「ちむどんどん」まめ知識 第15回
今日の「ちむどんどん」より。“狙った獲物は逃さない”、那覇から来た音楽教師・下地響子。
私も大ファンの片桐はいりさんが演じています。
しかし下地といえば宮古諸島の島の一つ。
宮古・女性・音楽教師といえば、実はどうしても連想してしまう素晴らしい先生がいるのです。
その方は、宮古出身の音楽家・金井喜久子さん。
1906(明治39)年、琉球王朝の芸能奉行の家系に生まれ、東京音楽学校研究科 (東京藝大大学院) を修了。
日本人女性で初めて交響楽を作曲、また琉球王朝を舞台とするオペラや八重山民謡に着想を得た「沖縄復帰祝典序曲『飛翔』」なども。
またひめゆり平和祈念資料館の建設にも尽力されました。
*そして著書「琉球の民謠」(1954)では、沖縄民謡100曲を解説、うち79曲を聞き取りで楽譜化。
複雑な琉球古典音楽の節回しまでも、膨大な労力をかけて分析した、空前絶後の名著です。
女性蔑視や沖縄差別もあった戦前・戦後、これほどの活躍をされた金井さんの姿に、誰しも胸を打たれる事でしょう。
参考書籍/琉球の民謠/金井喜久子/音楽之友社
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