「ちむどんどん」まめ知識 第8回
今日の「ちむどんどん」、夕食は歌子の大好物「イカスミジューシー」。
まっ黒な見た目に、東京から来た和彦はたじろいでいましたね。
ジューシーとは、ご飯を使った沖縄の伝統料理。
一体どんな物かというと…
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まずジューシーには2つのタイプがあります。
①クファジューシー:野菜や豚肉入りの炊き込みご飯。
ラードがコクと保存性を高め、おにぎりも人気。
チンヌク(里芋)ジューシーは、歌のタイトルにも。
②ボロボロジューシー:ご飯をスープで煮込んだ雑炊。
具はフーチバー(ヨモギ)やイカスミなど。
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一方イカスミは、琉球王朝時代から薬効の高い食材として用いられてきました。
しかし日本や中国の伝統料理では、ほぼ見かけません(昆布貿易で琉球と親交があった富山の「黒作り(イカスミ塩辛)」くらい)。
イカスミのうま味と栄養価を知っていた沖縄の人々は、とても目利きだったと言えるかも。
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また大正生まれの沖縄の作家・古波蔵保好氏は、欧州旅行中にスペインやイタリアのイカスミ料理に出会い、まさかこんな所でイカスミが味わえるとは!と驚きつつ、故郷・沖縄の味を偲んだそうです。
参考本:私の沖縄料理/新島正子/柴田書店
料理沖縄物語/古波蔵保好/作品社
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