「ちむどんどん」まめ知識 第14回
今日の「ちむどんどん」より。
こちらもよく画面に映っている、比嘉家のお仏壇。
箪笥のような大さに驚かれたかも知れませんが、沖縄の古い家屋ではこれが標準的。
ではその中央に飾られている、赤いお札を並べたような物は何でしょう?
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あれは、沖縄の伝統的な位牌(イーフェー)。
赤いお札一枚ずつに先祖の戒名(または俗名)が書かれ、枠には蓮の花や葉(仏教由来)・龍や瑞雲(儒教由来)などの装飾が施されています。
位牌はトートーメーやグヮンスとも呼ばれ、尊い祖霊の象徴であり、一族の歴史を辿る大切な記録でもあるのです。
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位牌の周りには、花瓶(ハナイチ)・茶陶器・盃・御香炉(ウコール)・燭台・果物などが、決められた位置に置かれます。
比嘉家では、以前ご紹介したガンシナーを土台にしてパイナップルをお供えしてありましたね😊
参考本:御願の道具と供えもの事典/稲福政斉/ボーダーインク
トートーメーの民俗学講座/波平エリ子/同 ほか
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