「ちむどんどん」まめ知識 第22回
今日の「ちむどんどん」より。
西山原バス停から、どこかへ旅立つ兄・賢秀。
「いつもバスだけど、鉄道は?」と沖縄の方に問えば「沖縄に鉄道は無いよ」と返答されるでしょう(モノレールはあり)。
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今は確かにそうですが、実は戦前の沖縄には、鉄道がありました。
運行開始は大正3年、路線は那覇から南は糸満・東は与那原・北は嘉手納まで。
小型の機関車は「軽便(ケービン)」の愛称で親しまれました。
また那覇市内には風情ある路面電車も。
しかし沖縄戦で全てが灰燼と化したのです。
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戦後、一度は鉄道復旧が計画されるも、鉄材が朝鮮戦争に回され立ち消えに。
米軍政府は沖縄のインフラ整備や人々の暮らしより、戦争による利益を優先したのです。
もし沖縄が日本から切り捨てられていなければ、沖縄島北部まで“国鉄”が敷かれ、産業発展や鉄道旅行が望めたかもしれません。
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参考)図説沖縄の鉄道/加田芳英
むかし沖縄/琉球新報社
歩いてみよう!おきなわの軽便鉄道マップ
おきなわの路面電車
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