「ちむどんどん」まめ知識 超番外編

朝ドラ「ちむどんどん」まめ知識の超番外編。

先週までを観ての感想です。

できれば笑い飛ばしたくて漫画を描いてみましたが、やはり笑えませんでした…。

以下、長文ご容赦ください。

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この物語の舞台・戦後の沖縄は、米軍統治下の「アメリカ世(ゆー)」。

米軍のトップが絶対的権力を持ち、人々の暮らしはその大きな影響下にあった。

しかしドラマでは、米軍の存在が不自然なまでに見えてこない。

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米軍の土地摂取・米兵による犯罪や事故・沖縄の人々の抵抗・日本復帰運動…何一つ起こらない。

まるで歴史のifを描いたSFか、異世界物のファンタジーのようだ。

そんな政治や社会の話は朝ドラにそぐわない、他の番組で取り上げます…という事なのか。

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だが沖縄に無関心な人も見る朝ドラだからこそ、私達が知らない「アメリカ世」の姿、当時の人々の気持ちを描いてほしかった。

せめてその片鱗でもあれば、皆が今の沖縄の状況にも関心を持つきっかけになると期待していた。

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しかし本作では日本復帰もあっさりと完了、物語の舞台は東京へ。

今後も沖縄は「米軍のいない沖縄・何事もない沖縄」として描かれるのか。

沖縄の記憶や歴史を、またしても「ヤマトゥ(日本)に都合のいい沖縄イメージ」で上書きするのか。

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それでは、製作者と同じヤマトゥンチュ(日本人)の一人として、あまりにも情けなく恥ずかしい。

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