「ちむどんどん」まめ知識 第25回
今日の「ちむどんどん」より。
歌子が下地先生から手渡されたのは、普久原恒勇の名曲「芭蕉布」の楽譜でした。
でも何やら漢字で書かれていたような?
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実は、沖縄の古典音楽や民謡には「工工四(くんくんしー)」という、漢字で書かれた三線の楽譜があります。
18世紀に古典音楽の演奏家・屋嘉比朝寄が中国の楽譜を元に考案し、その後野村安趙らが改良。
工工四によって、それまで口承で伝えられた沖縄の音楽が、楽譜で残せるようになりました。
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名曲「芭蕉布」は、西洋音階と日本語歌詞を取り入れた「新歌(ミーウタ)」。
作曲した普久原恒勇は、戦後沖縄最大の作曲家です。
創作曲は400以上、「普久原メロディ」と親しまれました。
またマルフクレコードのプロデューサーとして、多くの沖縄の民謡歌手・ミュージシャンを支えたのです。
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参考)芭蕉布 普久原恒勇が語る沖縄・島の音と光/磯田健一郎/ボーダーインク
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